現金をいくら保有しておけばいいのか、また借入金はいくらくらいが目安でしょうか?自分自身、実務をする中で学んだことなので、ここでまとめてみます。
目次
現金保有残高の目安
資金の底時点で
理想は月商の3か月
最低でも月商の1か月は保有しておきたいです。
多すぎると投資効率が悪くみえますが、中小企業の場合はすぐ借りることができないこともあるので、できれば2か月分はキープしておきたいです。
BS:借入月商倍率でみる借入金残高の目安
借入金残高の目安として借入月商倍率を求めてみましょう。
借入月商倍率=借入金÷月商
0-3は正常
4-6は多い
6超は危険
売上が下がった場合、いきなり倍率が上がってしまうため、3以内には抑えることを目標としましょう。
PL:債務償還年数でみる借入金残高の目安
次は債務償還年数を求めてみましょう。
営業CF=営業利益+減価償却費
債務償還年数=借入金÷営業CF
目安は10年です。
以上のことからわかる営業利益率の目安
現金、借入金とは話がそれますが、これらの指標から営業利益率の目安もみえてきます。
借入月商倍率3としたら、300万借りられる
債務償還年数を10にするには減価償却0として
年間営業利益が30万必要
月間営業利益は2.5万円
最低限、営業利益率2.5%は必要
諸経費含めて10%は欲しい。目標は20%
経営指標の目安は良く本にも載っていますが、現金、借入金の目安は載ってないことも多いので、自社の目安を随時確認するようにしましょう!