こんにちは!税理士の東屋です。
最近どこの法人さんやフリーランスの方の財務諸表見ていても「交際費」が減ってるなーと感じています。
完全にコロナの影響かと思いますが、ひとり会社の社長さんやフリーランスの方に向けて整理しておこうかと思います。
目次
交際費、会議費の分類
取引先とごはんに行った!
パートさんとカフェで会議をした!
友達に居酒屋で仕事の相談をした!
こんな時、経費に落ちる費用で計上したいですよね。
思いつく科目は会議費や交際費などです。(大きい会社であれば福利厚生費も。)
でも当然、税務的な制限があり、上記のような出費をすべて、交際費や会議費で計上できるわけではありません。
分類表について
まず実質的に会議をしていたか。
カフェで会議?あると思います。→会議費です。
居酒屋で会議?う~ん。。。グレーですね。
こんなこと、いちいち考えるのめんどくさいですよね!
そんな時は下の表で勘定科目を決定するといいと思います。
誰と? | 行く理由 | 勘定科目 | コメント |
ひとり | プライベート | X | 絶対にだめ |
ひとり | 仕事 | 会議費 | 事務所以外でしなければならない理由がある場合。あくまで場所代として考えた方がいいので、飲み物くらいにしておきましょう。 |
お客様、見込み客など | 接待 | 交際費 | ひとり会社の場合上限あり |
お客様、見込み客など | 打ち合わせ | 会議費 | 居酒屋などは会議として主張しにくい |
ひとり会社の場合の会議費と交際費の区別
法人であれば、交際費のうち、ひとりあたり5,000円以下の飲食代については税金計算上、経費でOKとされています。
僕も昔、監査法人時代にこの領収書は何人で行ったのか氏名を教えてください!と良く言われた記憶があります。
これについては、中小企業は交際費は年間上限800万までと決められているから、従業員が多い中小企業は気にする必要がありますが
ひとり会社であれば特に気にせず、上記分類表に従って考えていただければ問題ありません。