運転資金の考え方

こんにちは、AZ経営サポート株式会社の東屋です。
だんだん暖かくなってきましたね。お客様のところに伺う際に小さい自転車を使っているので、とても気持ちがいい季節です。

今回は融資を申し込む際によく出てくる「運転資金」について説明いたします。

次回のブログに詳しく書きますが、民間金融機関の場合、業績が良ければ貸したがりますので、銀行側で資金使途などを考えて稟議にあげてくれる場合が多いのが実情です。

しかし公庫の場合、しっかりと資金使途を説明する必要があります。まして公庫は短期資金という考え方がないので、設備資金や事業承継資金など明確に金額がある場合の融資以外は運転資金という考え方をしっかりと理解しておく必要があります。

目次

運転資金の考え方

運転資金は売上債権+棚卸資産-仕入債務であらわされます。

なぜこれが運転資金になるのかイメージが沸かないと思いますので数値を使って説明します。

粗利が0の場合を想定していただければわかりやすいです。また、初めは棚卸資産を考えないパターンとします。つまり仕入をしたら即売れるパターンです。

回収サイト、支払サイトがともに1か月の場合

100仕入をして100売ったが両方回収支払いはないため

100+0-100=0が運転資金となります。

同時に回収した場合も

0+0+0=0となり運転資金は理論上、必要ありません。

回収サイトが1か月で支払いサイトは即日の場合

100仕入をして100売ると

100+0-0=100となり運転資金は100となります。

これは先に支払いが起こるため、その分お金が必要になるということを示します。

次に販売サイトが1か月の場合を想定しましょう。つまり仕入をしてから売れるまでに1か月かかるパターンです。

回収サイト、支払サイトがともに1か月の場合

100仕入をしたが、売上は0で在庫が100残っているため

0+100-100=となり運転資金は0となります。

ただしこれは初月のみで2か月目は

100+100-100=100となり運転資金は100となります。

1か月目の仕入の支払いが到達していますが、売上入金はまだなので、このようなことになります。

販売サイトが1か月、回収サイトが1か月で支払いサイトは即日の場合

この場合初月は

0+100-0=100の運転資金となり

2か月目以降は

100+100-0=200の運転資金が必要となります。

考え方さえわかれば、運転資金とは簡易的に

売上債権+在庫-仕入債務=運転資金と考えれば問題ないことがおわかりになりましたでしょうか。

運転資金を手許資金で賄うか、融資を受けるか

この運転資金の分は銀行も貸しやすい、つまり稟議をあげやすいため運転資金分を融資してもらうのがいいでしょう。

もちろん手許に現金があるから融資を受けなくても運転資金がある!という考え方もあるのですが、業績が悪くなったときに銀行は融資をしにくくなります。そのため運転資金は銀行融資を受け、手許のキャッシュは何かあった場合の資金として貯めておくのが安全といえます。

増加運転資金

業績がいいときの融資理由として増加運転資金というものがあります。

これは運転資金はもう融資で借りているが、翌期は計画が倍増するような時の融資手段です。

これは期首期末で考えたときに単純に運転資金が倍になりますからその分を融資として先に申し込んでおくわけです。実務上、そういう企業は業績が良いわけですから、銀行も実現可能性の高い翌期計画を見れば納得することが多いのです。

このように会社ごとの運転資金や翌期計画を作成し、財務サポートをさせていただいております。

ご相談等あれば気軽に下記メールアドレスまでご連絡ください。
mailto:info@azkeiei.com

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次