こんにちは!税理士の東屋(あずまや)と申します。
個人事業主で、3/15までに確定申告をした方の中で、所得税の予定納税に関する封筒が届いた方もいると思います。
本日は質問の多い「所得税の予定納税」に関して説明していきたいと思います。
個人事業主が納税する税金の種類
まずは個人事業主に関する税金の種類の説明です。
個人事業主は多ければ以下4つの税金を払っています。
このほかにも人によっては固定資産税や、自動車税がありますが、ここでは割愛します。
①所得税(サラリーマンも払っている)
②住民税(サラリーマンも払っている)
③事業税
④消費税
確定申告での納税時期について
では次に、これらの税金の納付時期について見て行きましょう。
(a)所得税:3/15
(b)消費税:3/31
(c)事業税:原則として8月、11月の年2回
(第1期納期限 8月31日、第2期納期限 11月30日(※休日の場合はその翌日))
→事業税に関しても質問がとても多いので、こちらでまとめています。
予定納税とは
3月は確定申告時期なので、税金払うのが憂鬱な方も多いかと思います。
さらに、所得税(消費税)に関しては予定納税という制度があります!
これは、3月に確定申告した金額が一定金額以上であれば、来年の3月にも同じくらい所得税が発生するでしょ
?それを先に少し前払いしてよ!という事業主泣かせの制度です。
だいたい予定納税に関する封筒が6月くらいに届くのですが、これまで予定納税をしたことない方からはほぼ100%質問が来ます。
確定申告で3月に所得税払ったけど、これも払わないといけないの?みたいに。。。
そうなんです、上記の制度があるので払わないといけないんです。
予定納付分は、2回に分けて払うように封筒に納付書が入っています。
第1期分として7月1日から7月31日まで。
第2期分として11月1日から11月30日までです。
ちなみに消費税も同様の制度がありますが、納税額によって何回予定納付するかが異なります。
このブログの読者は5,000万以下の個人事業主を想定しているので、年1回と仮定すると、8/31期限です。
まとめ
所得税の確定申告は皆さんご存じなのですが、所得税の予定納税に関してはご存じない方も多いです。
事業を始めると、このような封筒が来たら焦ってしまい、払わないといけないかも混乱してしまうと思いますが、是非このブログを読んで予定納税について理解していただければと思います!