こんにちは!税理士の東屋(あずまや)と申します。
前回のブログでは、(確定申告をしていない方が)ふるさと納税の控除がしっかりできているかを確認してもらう方法でした!
今回は(確定申告をしている方が)ふるさと納税の控除がしっかりできているかを確認してもらう方法です!
下記の②のパターンの方ですね!
①確定申告をしておらず、給与天引きの住民税にすべて反映されるパターン。
②確定申告をしたので、所得税と、給与天引きの住民税に反映されるパターン。
確定申告をしている場合の注意点
ふるさと納税は住民税の先払いと言われているように、ふるさと納税をした翌年の住民税から控除されるのが一般的な認識です。
ただし、確定申告をした場合は、所得税からも一部引かれた上で、住民税から控除されます。
そのため、住民税の通知だけを見ても、自分がふるさと納税をした金額と一致しない!間違っているのではないか!!という風になります。
実際この時期にお客様から問い合わせが良くあります。
確定申告書の見方
確定申告書の第一表(表紙みたいなページ)左下に「寄付金控除」という欄があります。ふるさと納税の寄付をしていなければ、この箇所がふるさと納税をした金額となっています。
この金額だけ、所得から引かれているため、所得税が安くなっています。
そのため、この金額×所得税率が所得税から引かれており、まずはその金額を計算する必要があります。

所得税の税率は所得によって異なるため、自分の税率は下記から探してみてください。

今回のケースで、例えば税率が5%とすると
138,000円×5%×1.021(復興特別所得税)=7,045が所得税から控除されています。
住民税の控除額と合計する
住民税からも控除されてますので、前回のブログで解説したように通知書を見てみてください。
今回計算した金額と、通知書の金額の合計額が、ふるさと納税金額の138,000円になっていれば、無事に全額控除されていることになります。
ふるさと納税が反映されていないパターン
めちゃくちゃ多いパターンが一つあります。
ワンストップ特例をしているにもかかわらず、確定申告をしているパターンです!
この場合確定申告でもふるさと納税の金額を入力しないといけないのですが、それが漏れてるケースが多いです!
確認できしたか?
ちゃんと確認できましたか?ふるさと納税は、寄付して終わりではなく、しっかりと控除されているかまで確認してみてくださいね。
ふるさと納税は返礼品をもらえるかというところにだけ焦点が当てられがちですが、うまく控除されているか気になる方は顧問税理士まで確認してみてください!
この記事をご覧いただきありがとうございます。
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