ステージごとの戦略~税務戦略編~

こんにちは!AZ経営サポート株式会社/AZ公認会計士事務所の代表です。

本屋に行くと節税本が多く並んでおり、如何に節税ニーズがあるかを感じる今日この頃です。ですが、節税の多くは課税の繰り延べであり、出口提案もなく税理士に進められるがままに実施している経営者さまも多いのではないでしょうか。

今日はステージごとにおすすめしている戦略のうち、税務戦略についてお話していきたいと思います。財務戦略は明日以降にお話します。

目次

成長ステージ

企業の成長ステージは、創業期→成長期→安定期→衰退期と考えています。
このそれぞれのステージによって取るべき戦略は異なり、それはもちろん税務戦略においても同様です。

創業期

創業期に関して取り得る税務戦略は限られています。なぜなら創業期は節税する現金もなければ、抑えるほどの利益が出ていないことも多いからです。ここではどちらかというと明日以降お話する財務戦略を中心に考えていただければと思います。

成長期

成長期は利益が出てくるため、節税について考える経営者さまも増えてくるステージです。ですが、私はここで無駄な節税は提案しないようにしています。節税とは利益を圧縮するものが多いです。私は成長期ではレバレッジをかけて成長することが第一と考えているため、借入をできる限り行うために適切な利益を出すことが大切と考えているからです。適切な利益や借入金残高は「現金・借入金残高の目安」の記事を参考にしてみてください。

安定期

このステージになって節税を提案させていただいております。安定期とはオーナーの相続や、オーナーの退職などいろいろイベントが予定されます。そのため利益を圧縮して株価を抑えたり、退職金の支払いのために保険を積み立てたりなど戦略的な節税を考えていきます。

衰退期

このステージになると節税というよりは出口をどうするかの話になっていきます。例えば会社を清算する場合、計画的にオーナーに現金を移すための戦略が必要であり、そのために保険などの商品を使うこともありますが、節税とは少し違う話になりますので、その話はのちほど。

成長と節税

成長とは納税することとほぼ同義であり、節税とは正反対です。
節税ばかりに気を取られて、企業の成長を止めないようにしましょう。

ご相談等あれば気軽に下記メールアドレスまでご連絡ください。
mailto:info@azkeiei.com

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