銀行口座を開設しよう ~ 税理士目線!ひとり社長のノウハウ

こんにちは!税理士の東屋(あずまや)と申します。

このブログはひとり社長で頑張っている方や、これからひとり社長になろうとしている方、法人成りを検討している方に向けての情報発信です。
僕自身ひとり社長のため、創業前にこういうブログがあったら良かったなぁということで始めました。

目次

法人の銀行口座の開設は難しい?!

まず、法人口座の開設は、個人より難しいということをご理解ください。
これはマネーロンダリングを防止するためと言われています。

特に新規設立の場合、銀行側からすると口座を開設するメリットは少ないわけですから、メガバンクなどの口座開設はかなり難しいです。

では、会社設立したばっかりの、ひとり社長はどの銀行で口座開設するのがベストなのでしょうか?

まず、サラリーマン時代には気づかないこととして、日本には多くの銀行があります。
分類すると以下の5つに分類されます。

①メガバンク:三菱UFJ三井住友みずほなど
②地銀:池田泉州銀行滋賀銀行など
③信金,信組:大阪シティ信用金庫枚方信用金庫など
④ネット銀行:住信SBIネット銀行PayPay銀行など
⑤政府系:日本政策金融公庫商工中金

さて、ひとり社長と相性がいい銀行はどこでしょうか?

①メガバンク

メリットは

  • 信用力がある
  • 店舗が多い
  • 融資の規模が大きい
  • 海外展開の相談も!

デメリットは

  • 口座が開けないことも
  • 融資のハードルが高い
  • インターネットバンキング手数料が高い(法人)

ひとり社長の場合は、初めから付き合う意味がないので、メガバンクはやめておきましょう!

②地銀

メリットは

  • 地域では信用力がある
  • 地域では店舗が多い
  • 出身が近い銀行員も多いため付き合いやすい
  • 不景気でも助けてくれやすい

デメリットは

  • 海外展開などはない
  • 融資のロットがメガバンクより少ない
  • 地域により知名度、店舗がない

年商1億円~だとメガバンクでは良くあるお客様になるが、地銀では上顧客になれる可能性もある。
そのため、ひとり社長が軌道にのってきてから付き合いを考えよう!

③信金・信組

メリット

  • 地域密着で、創業時から相談に乗ってくれる。公庫も含めて創業時から融資もおりやすい。
  • 口座が開きやすい

デメリット

  • 知名度がない
  • ATMが少ない
  • 地域によっては信金信組が少ない

ひとり社長にはおすすめです!
口座が開設しやすいし、将来的に事業を拡大する時の融資もおりやすいため、初期から付き合っておくと良いです!

④ネットバンク

メリット

  • 口座を開きやすいし、振込手数料も安い

デメリット

  • 融資機能がない
  • ペイジー(税金などをネットバンキングで納付できる機能)がないネットバンクもある

使い勝手がいいので、ひとり社長にはおすすめです!ペイジーができるpaypay銀行がおすすめです!

⑤政府系

メリット

  • 公庫は融資が出やすい

デメリット

  • そもそも公庫には口座が存在しない。(融資機能のみ)
  • 商工中金はひとり社長には規模が大きすぎる

創業融資などで公庫を使うのは良いが、口座がないので、そもそも今回のテーマには合わない!

まとめ 信金とネット銀行に申し込みをしよう!

ひとり社長になったら、まずはネット銀行と信金を申し込みましょう!

この2つの口座開設ができれば事業に差しさわりはありません。

年商が増えてきたら付き合うべき銀行も変化させていくのがベストです!

この記事をご覧いただきありがとうございます。
ひとり社長に興味がわいてきましたでしょうか?
気になることなどあれば、こちらから気軽にお問合せください!

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