こんにちは!税理士の東屋(あずまや)と申します。
このブログはひとり社長で頑張っている方や、これからひとり社長になろうとしている方、法人成りを検討している方に向けての情報発信です。
僕自身ひとり社長のため、創業前にこういうブログがあったら良かったなぁということで始めました。
ひとり社長~個人事業主と比較した時のデメリット~
ひとり社長のメリットについては前回の記事で説明させていただきました。
ですが、メリットばかりではありません。この記事ではデメリットを紹介していきます。
僕が思うデメリットtop3はこんな感じです。
①イニシャルコストが高い。
②ランニングコストが増える。
③手続がめんどくさい。
①イニシャルコストが高い。
ひとり社長になるということは、会社を設立するということです。
会社を設立するためには定款認証代やら登録免許税など、もろもろ費用がかかります。
自分で手続をしたとしても約25万円ほどです。
これに加え、資本金という会社運営の元手となる金額を用意する必要があります。
資本金は1円でも可能ですが、調べればバレるので、信用のためにも100万円とする会社が多いです。
印鑑も用意しなければなりませんので(絶対必要というわけではないが、個人の印鑑を会社の印鑑として登記するのは微妙。)、そのようなコストもかかります。
最低125万ほどは必要なのかなと思います。
②ランニングコストが増える。
ランニングコストとは、毎月かかるような費用を想像していただければと思います。
会社を設立すると、決算ごとに黒字の場合法人税を支払わなければなりません。赤字でも払わないといけない税金もあります。
これらは法人税の申告書を作成して支払うのですが、所得税と違い、個人ではまず作成できないと思っておいた方がいいです。
作成したとしても結構な時間がかかりますから、その分を営業にあてた方が会社としては間違いなく成長します。
このような業務は税理士に依頼することが多いですが、最低でも月1万円くらいはかかります。
決算申告料は別でかかりますので年間20万くらいは見ておいた方がいいです。
これに加え、ひとり社長は毎月、会社から役員報酬をもらいます。
その時に社会保険というものが引かれるのですが、これがとても高いです。
会社負担分がざっくり役員報酬の15%と考えてもらえればと思います。
年間役員報酬が600万円としたら約90万円です!!!
どう考えてもランニングコストは増えますよね。。。
③手続がめんどくさい
ひとり社長は各種手続が増えます。
初めの手続だけでも税務署への各種届や社会保険の申請。
定期的にあるのが給与計算や源泉所得税の納付など。
これらを専門家に頼むとなると②のランニングコストが増えるので、②と③はトレードオフの関係です。
どこまで自分でして、どこから専門家に頼むのかも、ひとり社長の迷うポイントかと思います。
僕は税理士なので税務関係の手続は自分でしましたが、社会保険や登記関係はそれぞれ専門家にお任せしました。
その分、売上を作る方が将来的に会社の伸びにつながると考えたからです。
あくまで僕の考えなので、色々な考えがあっていいかと思っています。
まとめ
このように法人のデメリットを3つ挙げさせていただきました。
少しひとり社長に興味がわいてきましたでしょうか?
この記事をご覧いただきありがとうございます。
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